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えーと、今更の感想4月編〜6月編をすっ飛ばして、ついこの間観たものの感想に行きまーす!
ストーリーはコチラ。 では、感想を書きまーす。 記憶と記録と個人目線がごっちゃになってますので、相変わらず長いですがご容赦くださいませ。
舞台がせり出しになっていて、4列目が実際の最前列でした。朗読劇でせり出しか!と、意外に思ったのですが…過去公演もそうだったのかしら。でもそのおかげで、物理的にも心情的にもアンディとメリッサに近づけたように思います。
朗読劇(リーディングドラマ)は過去に一度、CUEの鈴井さんがやったものを見たことがあります。それは日記のリーディングドラマでした。ただ、日記を読むというよりも日記に書いてある中身を動いて演じる劇でした。 今回の『LOVE LETTERS』は、まさに朗読劇。手紙を書いた方がその中身を声に出して読み上げ、手紙を受け取った側はまさに手紙を読んでいる状態で、椅子に腰かけたまま。立ったり歩いたりという大きな動きは全くありません。 さて。開演前ってどのお芝居も普通はざわざわしてるんですが、今回のは二人の朗読劇であるためかBGMにクラシックが流れ、結構静かな雰囲気でした。ステージの上には、敷物と二脚の椅子とテーブル。テーブルの上には、二つのコップと水が。それを目にした時、配慮のための水だと思いました。テレビの討論番組でよく見かけるのだけど、演説者のためにそれぞれのテーブルにお水とかお茶が用意されているでしょう?議論が白熱すると、叫んだり多くを語ったりして喉が渇くから、そのための配慮と同じように、今回もステージ上に水が置いてあるのだと思っていました。が、舞台が進むにつれ、その水の意味は唯一つにあらずということを知りました。 で、開演。安田さんと中村さんが登場すると、一斉に拍手。 安田さんはダークスーツ、黒っぽいタイに黒っぽいポケットチーフ、髪も『瞳』の勇蔵さんのような茶髪・メッシュではなく、黒髪で後ろに柔らかくなでつけてある。何年か前のホストチックな宣材写真に近いけど、今回はエロスよりも知性を感じるいでたちでした。う、おおお…!安田国民、言葉は出ず、しかし全身の血が沸騰するのを感ず(笑)。 中村さんはコットンのような麻のような、白っぽい粗め布地のバギーパンツにこれまた粗め布地のキャミソール。ひもの部分が縄のように太く、まるで作業用のエプロンのように見えました。それをキャンバスにして、子供のお絵描きのような太陽や緑が全身に描かれている。キャンバスをはみ出して、腕や手にもクレヨンらしき画材が伸びていました。 休憩を挟んだ二幕では、安田さんの衣装は変わっていないように見えましたが、中村さんの衣装はマイナーチェンジしてましたね。絵が、もっと濃いものになっていました。 二人の装いが対照的で、とても素敵。 そうそう、CUEの副社もブログに書いてましたが、椅子に腰かける前に安田さんが、観客の前でズボンのファスナーを上げる!シャー!という音をマイクが拾っちゃって、シーンとしている会場に大きく響く!や…安田さぁ〜ん!でも、これで会場の緊張はほどけたように思います。 舞台が始まると、当の安田さんは逆に緊張で手が震えて震えて…。またドキドキしました。対する中村さんは堂々としたもの。これが、中村さんに驚かされた1回目。声を聞いて、驚きの2回目。か、可愛い女の子の声だ…!もっと大人っぽいハスキーボイスをイメージしていたのだけど、全然違いましたね。とても可愛らしい声でした。話が進んでいくにつれ、二人とも自然になっていってました。 さてさて。 『LOVE LETTERS』ではその名のとおり、アンディとメリッサが出会ってから別れるまでに交わされた手紙のやり取りが、二人によって読み上げられます。 名家に生まれた真面目なアンディと、お金持ちの家に生まれて自分らしく自由に生きようとするメリッサ。これまた装いと同様、対照的な二人。いつしかお互いを意識し始めるけども、自分の信条や生活スタイルや環境の変化もあり、大人になるにつれ素直になれなかったり反発し合ったり、すれ違い始めてしまう。そんな中でもただ一つ、手紙が二人を繋ぎ続けて…。 いろんな出来事が起きるので、自分の過去や気持ちと重ね合わせてしまうことが何度もあり、涙が出ました。観客一人ひとりにとって、メリッサやアンディと気持ちを重ねるシーンが必ず一つはあると思う。 印象に残っているシーンは、お互いの結婚のくだり。もう、胸が締め付けられる思いでした。二人とも好きなくせにー!なんでだよー!と。片方が結婚するときの、もう片方の気持ちを考えると苦しくなっちゃった。素直になれなくて(byシカゴ)、だぜ。頭の中ではシカゴの名曲が流れていました。お互いに素直になれず、すれ違ってしまう二人。 やっとの思いで二人が結ばれてから別れまでは、涙、涙。ああ、やっと結ばれたのに…また二人を隔てるものが年月とともに大きくなっていて、どうしようもなく…。そりゃアンディも泣くわ!メリッサの最後の一言ったら…!もう!泣かずにいられるかっちゅうの! 『LOVE LETTERS』を観るのは今回が初めてでしたが、他の出演者の回もぜひ見てみたいと強く思いましたねー。一度観ると、他が気になるよねえ。過去の出演者には、三谷幸喜さんやかたせ梨乃さん、ココリコの田中さんや篠原ともえちゃんなど、いろんな方々がいらっしゃいます。ロビーに過去公演の写真が飾ってあって、「え!こんな人も出てたんだ!」という発見もありました。パンフレットには直近の公演の写真があり、中でもじゅんさん(※劇団☆新感線の橋本じゅんさん)のヘアスタイルがいつもと違っていて、つい笑ってしまったり…おっとぉ、余談も余談だわ(笑)。 過去公演がどのようなものだったのか知ることはできませんが、今回は私が想像していた朗読劇とはちょっと違い、動きがたくさんありました。 特に、中村さんは結構動きをつけていたのではないかと思います。というのも、私は演者二人が椅子に腰かけて、互いの手紙を声の抑揚だけで表現し読み上げるだけだと思っていたのですが、中村さん演じるメリッサはアンディの手紙を読んでいる間、中身がつまらないときはあくびをしたり目を閉じたり、にっこり微笑んだり、お返事を出さない間は本で顔を隠していたりと、いろんな動きをつけていました。辛いことがあったシーンでは、テーブルの上の水をガブリと飲んだりして。ほほう、なるほどね〜と思いましたよ。 一方の安田さんは、少し前かがみに腰かけて本(手紙)を読むという姿勢がほとんどで、中村さんほどの動きはありませんでしたが、足を開いて座ったり、背もたれに寄りかかって足を組んだり、眉間にしわを寄せつつメリッサの手紙を読んだり、口元を手で押さえながら笑ったりという動きはありました。 それを目にして、手紙を読んでいる間は素直な二人でいられるのだなあ〜と思いましたね。二人の間には出会いから別れまですれ違いが多くあり、手紙に書いた文章もわざと憎まれ口を叩いたりしていたけれども、手紙に接しているときだけが唯一、素でいられたのだなあとも思いました。 安田さんは途中でセリフを噛むことが何回かあったけど、中村さんはほとんどなかったように記憶しています。すげーよ中村さん!あんな長い朗読なのに!これが、中村さんに驚かされた3回目の出来事でした。 ああ、良かった。 カーテンコールでは、二人がハグ。ちょっと中村さんにジェラシーを覚えつつも(笑)、二人ともとてもいい表情だったので、拍手は素直に贈ることができました。 中村さんから差しのべられた手を、安田さんが握手しようとしたらかわされちゃって、くるりと一回転する安田さん。笑う中村さんと我々。肩を抱きながらの二人の退場と、終始なごやかなムードで閉幕しました。 ホント、また違う出演者の回を観たいな〜。 声はもちろん、言いまわしによってまたガラリと違うアンディとメリッサに会えるのだろうし、演者が彼ら自身をどう解釈するのか、動きが入るのか、とても興味があります。 いい舞台に巡り会うことができると、とても嬉しいね。 |
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